いのちの「ね」
おはようございます。㈱トキワの左治木です。今日のお題。
日本ほど、ものに恵まれている国は珍しいと言われます。しかし食料自給率は、40%前後と、先進国で最低の数値です。改めて、食事に対する考え方を見直していかなくてはなりません。現在、世界の人口は約68億人ですが、全世界の耕作可能面積でお米を栽培すれば、約二百億人は食べていくことができるそうです。しかも、数ある食物の中でお米は、栄養の面でもすぐれた食品です。我が国の主食はお米です。古来日本人は、お米を大事にしてきた民族です。秋田民謡の中で、「八十八回の手間ひまがかかる」と歌われているように、一粒ひとつぶを慈しむように作られてきたのがお米です。お米は稲で、「いね」は「いのちのね」という意味なのです。お米こそ命のもとと言えるでしょう。食事の際、目の前のご飯に向かい、自然の恵みと育ててくれた人々に、感謝の心を持って食していきたいものです。
お茶碗に付いた米粒一つまで残さないように子供に教えています。「集まれ集まれ」といって、子供たちも慣れない手つきでお米一粒まで食べています。小さい頃から食べ物は残さない習慣をつける事からはじめたいですね。もちろん大人も子供の見本となるように好き嫌いをせずに残さず食べたいですね。