柴犬の大冒険

こんにちは。㈱トキワの左治木です。今日のお話。

大阪に住むSさんは、二年前に島根の祖母が亡くなった際、祖母が可愛がっていた柴犬を引き取りました。ところが昨年、河原で散歩中にリードが外れ、そのまま行方不明になってしまったのです。Sさんは、翌日から、いつも散歩するコースを遡り、愛犬を探し続けました。近所の商店街では「首輪に電話番号が刻印されているので、ご連絡ください」というポスターを貼ってもらいました。愛犬が行方不明になって二ヶ月ほど経った頃、トラックの運転手をしているという人から一本の電話が入りました。「島根県の松江というところで柴犬を拾ったのですが、首輪に電話番号があり、連絡しました」とのことでした。おそらく祖母に会いたくて、四百キロ近い道のりを旅したのでしょう。電話をくれた運転手は、「ついでだから」とSさん宅まで愛犬を届けてくれました。送り届けてくれた運転手に感謝したのはもちろん、久しぶりの愛犬との再開に、幼い頃、優しく接してくれた祖母を思い出さずにはいられないSさんでした。

我が家にも、柴犬が2匹いますが、一匹は1歳のときにもらってきたため、逃げ出すとすぐに産れた家に帰ってしまいます。最近はもうなれたらしく、逃げ出しても家に帰ってくるようになりました。人も犬も恩は忘れませんよね。

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