見えないところで
おはようございます。㈱トキワの左治木です。今日のお話。「見えないところで」
美容師を目指して専門学校に通うC子さん。<多くの人に素敵なヘアスタイルを提供したい>という大きな夢を持っています。二年生になって協力店の現場実習に派遣された時、C子さんは貴重な体験をスタッフルームで得たといいます。休憩時間の会話の中で、先輩が得意客数名の批評を始めたのです。「持ち出す話題がくだらない」「髪型の注文が多い」「やたらと偉そうにしている」など言いたい放題です。C子さんは何となく重たい気分になってしまいました。しかし逆に、その店の看板ともいえるベテランの先輩は、お客様との出会いの楽しさや、それにまつわるエピソードを、とても嬉しそうに語ってくれました。C子さんは気分爽快となり、未来への夢が一気に膨らんだといいます。お客様の前ではそれなりの対応のできる人でも、裏に回れば別の姿が露呈するものです。裏の姿を続けていれば、いつかは表でその本性が顔を出すでしょう。表と裏の態度が一致する本物のプロを、私たちは強く目指したいものです。