書き続けた葉書
おはようございます。㈱トキワの左治木です。「書き続けた葉書」
K氏には今年4月から社会人になったむすめがいます。小学生の頃は会社から帰ってくると「お帰りなさい」と玄関まで走って迎えに来てくれ、一緒にお風呂にも入るくらいのお父さんっ子でした。ところが中学生になった頃から、父を避けるようになりました。高校時代などはK氏が帰宅すると、娘は部屋にこもってしまうようになったのです。ある日、友人から、「上京して電話連絡のつかない息子に毎日葉書を出した結果、ひょっこり戻ってきてくれた」という話を聞きました。早速、K氏は大学に進学し、上京している娘に、葉書を書き続けるようにしたのです。葉書を書き続けて5年、社会人となった娘の住む町にK氏は夫婦で訪れました。指定された駅前に指定通りに行くと、娘が「あそこを見て」とビルの電光掲示板を指差しました。すると、「お父さん、お母さん、これまで迷惑かけてごめんなさい」と映し出されたのです。K氏は「継続は力なり」の意味を、身をもって体験したのでした。
この手紙は娘が5・6歳のときにもらいました。今でもたまにこの手紙を見て仕事で苦しいときには、パワーをもらっています。いつか子供が大きくなったら見せてあげたいです。