空き缶カラコロ
こんにちは。㈱トキワの左治木です。今日のいい話。「空き缶カラコロ」
ある日の早朝、出勤途中のTさんが出合った電車内の出来事です。電車が発信すると、目の前の通路を空き缶が転がり始めました。電車の動きにつれて、あっちへカラコロ、こっちへカラコロと転がっていくのです。Tさんは拾いたかったのですが、周囲の目が気になり、席を立つことができませんでした。そして、空き缶を拾えないままの自分に苛立っていました。すると次の駅で、女子高校生が3人乗ってきました。そのうちの一人が、「かわいそう。私がゴミ箱まで届けてあげるよ」と言って拾い上げました。そして空き缶を持ったまま、友達と楽しそうに話しを続けているのです。職場で、「気づいたことはすぐに行なう「即行」が大切だ」と教えられていたTさん。自分よりも若い高校生が、転がる空き缶に気づき、すぐに拾い上げていた姿に、思わず自分自身が恥ずかしくなりました。「拾おう」と気づくことは大切ですが、もっとも大切なことは、気づいたことを「すぐに行なう」ことです。気づきを行動に移してこそ本物なのです。
「自分より若い高校生が」という文面がありましたが、モラルの問題です。いくら若くても親のしつけがよければ自然と体は動きます。いくら立派な大人でもこのような事態を気にならない人もいます。人前に出て人のために何かできるなんてとてもすばらしいことですね。