ツバメの巣
おはようございます。㈱トキワの左治木です。今日はツバメのお話です。
ツバメは、春になると日本にやってくる渡り鳥です。民家の軒先などに巣を作ってヒナを育て、秋にはまた南の国へ帰っていきます。ツバメは穀物を食べないため、田んぼや畑の作物を荒らしません。蚊やハエやアブなどの昆虫を常食とするので、田畑の害虫をたくさん食べてくれます。そのため農村では、昔からつばめは「益鳥」とされ、捕獲したり、巣を壊すことを戒めてきました。店先などで、ツバメの巣を見かけることもあります。天敵であるカラスや猫などからヒナを守るために、人の出入りの多い場所に巣を作って、人間の力を借りてヒナを守っているのです。ツバメが巣を作る場所は、人の出入りが多いという象徴ともいえます。そこで、「ツバメが巣をかける家は縁起が良い」「ツバメが三度巣をかけると長者になる」などいわれています。ツバメの巣は、豊作や商売繁盛の印として喜ばれてきたのです。
我が家にツバメが巣をかけに来てくれましたが、雀に襲われたり、へびに襲われたりととても子育てが楽ではないようです。