責任感

おはようございます。㈱トキワの左治木です。今日は、責任感について良いお話を聞きましたのでご紹介します。昭和四十年代初頭、Kさんが中学校2年生の頃の話です。ある日、Kさんは、泥だらけになって泣きながら家に帰りました。父親が理由を尋ねると、クラスの数人のグループに田んぼでいじめを受けたと答えました。父親は、「グループの大将をなぐってこい」と言いました。Kさんは「いじめに対して暴力でやり返すような真似は出来ない」と言い返しました。「数人がかりでお前をいじめた行為は卑怯な行為だ。でも一対一で大将にけんかをいどむのは、けっして卑怯な行為とはいえない。例え怪我をさせたとしても、父親の私がすべて責任を取る。お前は何にも心配するな」と父親は態度を変えません。大将にいどんだものの勝つことは出来ませんでしたが、その後いじめはなくなりました。Kさんは、「責任を取る」という父親の言葉に勇気を得たのです。現在、建設会社の社長となったKさんは、「責任は全部私が取るから」と言って、部下を激励するのが決め台詞となっています。

現代において、いじめの質が陰湿になってきています。こういう父親母親が少なくなってきているため、どんどん世の中がおかしくなってきているのではないでしょうか。本気で子供たちと向かい合って、他人の子でも悪いことをしたら叱る。また、会社においても、自分が全部責任を取るというような信頼関係で仕事をしていきたいですね。

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