「いただきます」の心

おはようございます。㈱トキワの左治木です。

毎日、私たちが欠かすことができないものの一つに、食事があります。しかし、慌しい世の中にあって、自分のことで精一杯の現代人は、食事の前後に挨拶をしたり、正しい作法を身につけようという心がけが少なくなりました。「ただ栄養が補給できればいい」「痩せるために食べない」など、単に食べるという行為だけに気が向いているようです。また、食べ過ぎたり、食べなかったり、平気で食べ残したりということが、いつのまにか当たり前になってしまいました。「食べる」ということは、「他者の命をいただく」ということです。「いただきます」「ごちそうさまでした」とは、自分の命を存続させるために「他者の命を頂戴する」という感謝の表出なのです。食事はごく日常的な行為だけに、他者の命を意識していないのが人間です。私たちはもっと謙虚に、命という存在を意識しなければならないでしょう。命への尊さが失われつつある今だからこそ、食事をする際には「私が生きるために大自然の命をいただきます」という感謝の心を強く表現したいものです。

子供たちが食事をしながらテレビを見ている光景をよく家で見かけます。「テレビを見ながらご飯を食べて味がわかる?」と聞くと慌てて食べ物を見ながら食事を取るようになります。食べ物のもそうですが作ってくれているお母さんにも感謝の気持ちを持って食事をするように教えていきたいです。

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