食事の教室

こんにちは。㈱トキワの左治木です。

現代の家庭の食卓は、各々で食事を摂る「孤食」や、調理済みの食品で済ませる「中食」という新語が生まれるほど、一家団欒の時間が失われつつあります。子供が一人で食べる姿は、栄養を摂っているだけとしか見えません。その結果、「俯いて猫背」「テーブルに肘をつく」という子供が増えています。しかし、子を叱る前に、親が反省しなくてはなりません。元来、家庭の食卓は親が先生となり、子供が食事の作法を学び、食物への感謝の心を涵養する「教室」でした。また、家族とのふれあいから社会性を深める場でもありました。その教室が廃校になっているのが現代なのです。「つつしんで噛みしめる」など、最低限の食事の作法は社会人としてのマナーです。仕事のせいにせず、できるだけ家族で食卓を囲む時間を作り、子供に大人のまっすぐな美しい姿勢を見せるのです。そうした食卓で育った子供は、常にまっすぐ前を見据える、美しい姿勢と心を持った大人に成長することでしょう。

私も、子供と食事をするとき肘のことは毎日注意しています。そうすることで、子供たち同士で注意しあう光景を目にすることができました。本当に嬉しい瞬間ですね。親の姿を見て子は育ちます。仕事のせいにせず、家庭を大切にしたいですね。

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