今日のいい話。「おばあちゃんの雑炊」
おはようございます。㈱トキワの左治木です。今日のいい話。
Kさんは連休を利用して、久しぶりに実家へ帰省することにしました。その際、何よりもまず、祖母が入院している病院へ足を運ぼうと決めていました。幼い頃、母親が仕事で多忙だったため、祖母に食事を作ってもらっていたKさんは、味付けやメニューの少なさに不満を漏らしてばかりでした。好き嫌いも多く、よく食事を残しましたが、雑炊だけはおかわりをするほどの大好物でした。Kさんは大好物だった雑炊を自ら作り、祖母のもとに持っていくことにしました。馴れない料理に苦戦をしたものの、愛情と真心のこもった雑炊が出来上がりました。祖母はその雑炊を、「こんなに美味しいもの、今まで食べたことがない」と涙を流し、体を震わせながら大事そうに口へと運びました。体力も弱まり、思うように食事も摂れなかった祖母が、久し振りに口にした食事でした。
病室の光景が浮かんできて、涙があふれてきました。心のこもった贈り物はどんな高価なものにも、勝りますね。